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実はサクランボに似た果実「コーヒーチェリー」の種子なのです。
コーヒーチェリーの中には種子が2つ。
1本のコーヒーの木から約450gしか収穫できないのだとか…
コーヒーチェリーの構造
先ほども説明したようにコーヒー豆はサクランボに似た果実「コーヒーチェリー」の種子なのですが、この実の中にはパーチメントと呼ばれる丸く薄い皮でできたカプセルのようなもの(内果皮)があり、その中に種子(コーヒー豆)が対になって入っています。なおパーチメントの表面にはミシュレージと呼ばれる甘くベタベタした物質が付着しています。
コーヒー豆の生産処理
コーヒーチェリーから普段見かけるコーヒー豆(種子)を取り出すまでの工程を生産処理と言います。
この処理方法によってコーヒーの風味を決定づける一番大きな要因になるのです。
ここではコーヒー豆の生産処理方法をお伝えしたいと思います。
生産処理方法の種類TYPES
生産処理方法は大きく分けて
- 水洗処理方式(ウォッシュド)
- 非水洗式処理方式(ナチュラル)
- 中間の方式(パルプド・ナチュラル)
この3通りで、種子の取り出し方が異なります。
他にも、スマトラ式やアナエロビックなどの
処理方法もありますが、
今回は上記3つの生産処理について詳しく説明します。
水洗処理方式(ウォッシュド)
- 生産処理方法
- コーヒーチェリーの果肉を剥き、パーチメントを取り出し、ミシュレージを除去、その後乾燥、パーチメントを脱殻。(最初に種子を取り出し、乾燥させる)
- 風味の特徴
- クリアな風味、綺麗な酸味
非水洗式処理方式(ナチュラル)
- 生産処理方法
- コーヒーチェリーの果肉を残した状態のまま乾燥、その後脱殻。
※中米産コーヒーのナチュラルは「ワイニー」と呼ばれることもあります。
- 風味の特徴
- 豊かな果実味と甘味やコク
中間の方式(パルプド・ナチュラル)
- 生産処理方法
- コーヒーチェリーの果肉を剥き、パーチメントを取り出し、ミシュレージが付着した状態で乾燥、その後脱殻。
※ミシュレージを残す割合で、ブラックハニー、レッドハニー、イエローハニーと細かく分かれる場合もあります。
- 風味の特徴
- ウォッシュドのクリアさとナチュラルの甘みを併せ持つ風味
生産処理はコーヒーの風味を決定づける一番大きな要因になります。
コーヒー豆を選ぶ際に参考にしてみてください。
ぜひ飲み比べなどしていただき、好みのコーヒー豆を見つけてみてください。